ミームでバズってビットコインをもらおう

どんなシステム???でしょう。

まず広場で大道芸人であるあなたがパフォーマンスを披露して、それを観衆が称賛し、コインを投げ銭する光景を思い浮かべてください。

次に広場をインターネットに拡張し、大道芸人をクリエイターに、パフォーマンスをミーム(注)に置き換え、そして観衆を人類に拡張してみましょう。投げ銭に使われるコインは、世界のBitcoinです。

さて、広大なインターネットの世界で、クリエイターであるあなたが発信したミームが、多くの人々の心に刺さり、投げ銭してくれたなら、それが「ミームでバズってビットコインをもらう」ということです。

(注)インターネット・ミーム(英:Internet meme)とは、インターネットを通じて人から人へ広がってゆく文化・行動である。一般的に、ジョーク、噂話、動画、ウェブサイト等のウェブ上のコンテンツが伝播していく現象を説明する際に用いられる。発生元の形のまま広がる場合もあるが、他ユーザーの派生物がしばしば生み出され発展していくことがその特色とされる。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

もらう側

まず最も重要なのはバズるようなミームを生み出すことです。その上で、もらう側の準備は以下の3つです。

1つ目はJibangoIDの取得です。JibangoIDは世界で唯一当サイトが発行する、同姓同名の無いデジタルIDで、世界中の誰もが取得できます。

2つ目はBitcoin addressの取得です。不特定多数の人々の最大のものは人類ですが、人類規模で使える通貨はBitcoinです。Bitcoin addressはその口座番号です。

3つ目はJibangoWalletで、JibangoIDとBitcoin addressをヒモ付けたものです。

この3つによって、個人がJibangoIDを表示しつつミームを発信し、世界中の不特定多数の人々がそれを評価し、JibangoWalletを使って発信者にBitcoinを投げ銭することができるようになります。

JibangoIDの取得

インターネットなどのデジタル空間では、個人を識別するのにデジタルIDが必要です。デジタルIDには中央管理型のものと分散型のものがありますが、人類規模の大きさの不特定多数の集団に対しては、データベースを必要としない分散型のデジタルIDが適しています。

分散型のデジタルIDとは、単純に言えばシリアル番号のことです。素のシリアル番号だと覚えにくいので、シリアル番号を「年月日時分秒」の時刻に変換したのがJibangoIDです。
JibangoIDを取得すれば、個人は人類規模の広いデジタル空間で、たった1つの「名前」を手に入れたことになります。

JibangoIDを取得する際に、任意のword(name等)を入力し、passwordが発行されますが、個人がそのJibangoIDの所有者であることを証明するのに必要なので、画面をスクショまたは印刷(PDF)して大切に保管しておきましょう。

(→JibangoID


話が本題からそれますが、分散型デジタルIDによる本人確認は、公開鍵暗号方式という、本人しか知らない秘密情報(秘密鍵)を使って元の文字列を復号できる者が本人と確認できる方式です。一方、中央管理型では、秘密情報は本人以外にも中央管理者が知っており、厳密な意味での「本人しか知らない」に当たりません。そこに管理者側から秘密情報が漏洩するリスクがあります。分散型デジタルIDによる本人確認を後付で実装することで、そのようなリスクを回避することができます。
JibangoIDを用いた分散型IDによる本人確認を当サイトで実体験することができます。

(→本人確認)

Bitcoin addressの取得

Bitcoin addressの取得は、bitaddress.orgで行います。(※残念ながらPC環境のみの対応で、スマホには対応していません。)

bitaddress.orgにアクセスしてマウスに触れると、いきなり文字列が動き出して焦りますが、大丈夫です。単にBitcoin addressを生成しているだけです。数字%が100%になれば完了です。

生成が完了すると、画面にBitcoin addressとPrivate keyが表示されます。Bitcoin addressとPrivate keyの関係は、口座番号と暗証番号の関係です。画面をスクショするなり印刷(PDF)するなりして、両者を大切に保管しておいてください。

これにてBitcoin addressを取得できたことになります。

この時点で、あなたは、人類規模の広いデジタル空間で、あなただけの唯一の財布(口座)を手に入れたことになります。

(→bitaddress.org

JibangoWalletの取得

対面アナログ空間では、財布に名前が書いてなくても、実際に手に持っている人が所有者であることは明白ですが、相手の姿が見えない遠隔デジタル空間では、財布自体に名前(デジタルID)が明記されてなければ、所有者を特定できません。そのデジタルIDこそがJibangoIDであり、JibangoIDを記した財布(wallet)が、JibangoWalletというわけです。
これにより、たとえ80億人の一人一人の財布(口座)に対しても、正確にBitcoinを振り込むことができます。
JibangoWalletにアクセスし、JibangoIDとBitcoin addressを登録すれば取得できます。

(→JibangoWallet

この時点で、あなたは世界中でたった1つの名前と、その名を付した財布(口座)を手に入れたことになります。

以上で準備完了です。

あなたはJibangoIDを含むハンドルネーム(例:Jibango28510101002538)でミームを発信して、後は不特定多数の人々からBitcoinが投げ銭されるのを待つだけです。

あげる側

あげる側で準備するのは、まさにBitcoinです。初めに確認しておきたいのは、そもそもの動機が「おもしろいミームを楽しみたい」ということです。楽しんだ返礼としてBitcoinを投げ銭するのです。

さて、広場で大道芸人に投げ銭するのに使われるのは現金(キャッシュ)ですが、インターネットでミームのクリエイターに投げ銭するのに使われるのは、デジタルキャッシュであるBitcoinです。

では、いくらぐらい投げ銭するのが適切でしょうか。広場に持ち歩く財布の中身はふつう日本円で数万円程度でしょう。それにならえばインターネット上で持ち歩くWalletの中身も日本円に換算して数万円程度のBitcoinということになります。一方、Bitcoinの総額は2100万BTCであり、人類80億人が各自の財布(wallet)に入れてインターネット上を持ち歩くとすれば、1人の財布当たり(2100万/80億)=0.0026BTCとなります。 奇しくも数万円≒0.0026BTCであり、インターネット上でミームに投げ銭するには、0.0026BTC以下が適切ということになります。

Bitcoinは販売所(取引所)で購入するのが一般的ですが、資産形成、運用を目的とした投機的な場となっており、あげる目的のBitcoinを購入するのに場違いな感じがするのは否めません。 そのように感じる人のために、直接Bitcoinを購入しなくとも日本円を投げ銭すれば、間接的にBitcoinを相手に届けることができる独自のクラウドファンディングを用意しました。

(→クラウドファンディング

原理について

まずは様々な形をした複数の容器に水を供給して、全ての容器の水位を等しくする方法を考察します。

一つの方法は、全ての容器の容量を予め計算して、各容器に必要な水を供給する方法です。中央にデータと水を集め、計算結果に応じて水を放射状に供給する形なので、ハブ型(中央管理型)のシステムと呼ぶことにします。コンピューター用語ではクライアントサーバー(C/S)型です。

 もう一つの方法は、全ての容器の底をパイプで連結してネットワークを構築し、ネットワークのどこからでも自由に水を供給することで、自動的に水位が等しくなる方法です。ネットワーク型(分散型)のシステムと呼ぶことにします。コンピューター用語ではピアツーピア(P2P)型です。

 原理は違いますが、いずれの方法でも等しい水位が達成されることがイメージできると思います。

 次に、水をお金に置き換えてみましょう。この場合、容器は個人の銀行口座や財布に相当します。水と違ってお金には預金と現金の2種類があります。預金は銀行のサーバー上の電子的記録であり、数字の書き換えによりお金が移動します。預金は情報が個人(クライアント)と銀行(サーバー)の2箇所に存在し、個人情報やお金の移動記録がサーバーに集約され中央管理されています。これはまさにハブ型のシステムです。
  一方、現金は不特定多数の人々の間を手渡しで移動するお金で、誰が誰にいくら手渡した等の記録は無く、個々の裁量で自由に移動するお金です。これはネットワーク型(P2P型)のシステムです。

最後に、水を情報に置き換えてみましょう。情報には二次情報と一次情報があります。二次情報は編集者(管理者)によって編集加工されて、テレビ局や新聞社など中央管理者から放射状に発信されます。ハブ型のシステムです。
 一方、一次情報は個人が発信する未編集未加工の情報で、口コミや噂話など、ネットワーク状につながった個人個人の間を自由に拡散していきます。インターネットはまさにネットワーク型のシステムです。

 以上より、ネットワーク型の情報に対応するのはネットワーク型のお金ということになります。さらに同じネットワーク型のお金でも、広場など対面アナログ空間で使えるのは現金(キャッシュ)ですが、インターネットなど遠隔デジタル空間で使えるのはデジタルキャッシュであるBitcoinです。
 結論として、インターネットで一次情報(ミーム)を収益化するのに使えるお金はBitcoinということになります。Bitcoinなら、インターネット上のあらゆるプラットフォーマーの垣根を超えて地球規模で一次情報(ミーム)の発信者(クリエイター)に投げ銭することができます。