Jibango Jibango

JibangoID

   JibangoIDはJibangoが発行する、シリアル番号を時刻「年月日時分秒」に変換した個人識別番号です。JibangoIDはインターネット上で、「氏名」の代わりに用いることのできる全く新しい識別子です。
 「氏名」は個人と他人を区別する識別子の代表ですが、識別子として大きな欠点があります。それは同姓同名があるということです。インターネット上で同姓同名があると衝突してうまくいきません。同一の電話番号を複数の人が持つようなものだからです。
 そこで通常は「氏名」を中心に、生年月日や住所などの他の社会的プロフィールを加えて、個人を特定できるようにしています。そして、その「氏名+α」の個人情報をパスワードとともにデータベースに登録して、インターネット上で本人確認が必要な際に使います。
 しかし、人類規模でデータベースを構築するとなると、世界の人口は77億人もいて、それだけでも膨大なデータ量であるのに、人は移動し、生老病死して情報が刻々と変化するので、それに合わせてデータベースを更新するのは膨大な手間暇(コスト)がかかり、現実的に不可能です。
 そこでJibangoではデータベース方式を捨て、そもそも同姓同名問題が原因であるので、代わりにシリアル番号を識別子にすることで、その問題を根本的に解決しました。また、独自の関数方式を用いることで、データベースが無くとも本人確認を可能としました。この場合、インターネット上で1人1人はきちんと区別されますが、社会的なプロフィールは無関係なので、現実世界で本人が特定されることはありません。
 関数方式の原理を簡単に説明すると、解くのが難しい「関数問題」とその「答え」を本人が予め知っておいて、本人確認が必要な時に、コンピュータにその「関数問題」を入力してその場で解かせて、出た「答え」が、予め知っていた「答え」と一致すれば、入力者が本人であると確認できるというものです。
 ところで、氏名とJibangoID関係は、本体と分身(アバター)との関係と捉えることができます。インターネット上で本体である氏名で行動するのは危険な行為です。分身(アバター)であるJibangoIDで行動すれば、情報漏洩などの事故があった場合でも、氏名は表に出ないので、本人が特定される危険はありません。また、データベースに痕跡を残さないので、後から追跡されることもありません。
 以上、人類規模で人々を不特定化するJibangoIDについてでした。 次項では、Bitcoinの本来の使い方について説明します。

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